医療を、しくみから支える。〜国際モダンホスピタルショウ2025に出展してきました〜

皆さんは「国際モダンホスピタルショウ」をご存じですか?
これは、医療・福祉の分野で日本最大級の展示会。最先端の医療機器やITシステム、建築設計、経営支援サービスなどが集まり、病院づくりや医療の未来を考える場として、毎年多くの医療従事者や経営層が訪れます。

私たち株式会社システム環境研究所は病院経営・建替えを専門とするコンサルティング会社として、株式会社ジャパンホスピタルサポート様との共同でこの展示会に出展しました。
今回ご紹介したのは、医療機関向けに共同開発した医療機器ベンチマークシステム「MED-Navi(メドナビ)」です。

医療機器の価格って、実は“見えない”。

病院では、CTやMRIのような大型装置から、エコー機器、厨房設備、さらにはベッドや椅子のような備品まで、さまざまな医療機器を導入しています。

ところがその価格や契約内容は、病院ごとにバラバラ。
同じ型式の機器でも、「いくらで買ったか」だけでなく、「何が含まれていたのか(工事費・保守・付属品など)」まで含めると、数百万円の差が出ることもあるのです。

MED-Naviは、こうした医療機器の購入情報を全国の病院から集め、価格・構成・契約内容を“見える化”するベンチマークシステムです。
「他院はいくらで、どんな構成で買っているのか?」を把握できることで、医療機関の設備投資をもっと納得感あるものにしていきます。

「これが欲しかった」──来場者の反応が、仕事のやりがいに

展示会では、特にエコー装置のデータ件数(約1,000件)や、厨房機器・備品を含む700種類以上のカテゴリを網羅している点に、多くの来場者が驚かれていました。

さらに反響が大きかったのが、“構成ベースでの比較機能”
本体価格だけでなく、付属品、設置工事、保守契約なども横並びで比較できるため、本当に必要な構成で、適正価格で導入する判断をサポートします。

来場者からは、

「いままで勘や経験に頼っていた判断が、データで納得できるようになった」
といった声も寄せられ、私たちのコンサルティングが医療現場で“使われている実感”を持てる展示となりました。

経営の意思決定に深く関わる──“見えない仕事”の価値

MED-Naviには、設備投資の費用対効果を事前にシミュレーションできる機能もあります。
たとえば、「この装置を導入した場合、1日22件以上の検査をこなせば黒字にできる」といった、経営視点の損益分岐点を可視化するものです。

また今回は、医療機器の保守契約(購入後に毎年かかる費用)のベンチマーク情報も紹介しました。契約書をもとに内容・保証・費用を比較できるため、「更新のたびに見直しができる」と多くの反響をいただきました。 これらはどれも、病院の経営層が“正しい意思決定”をするための裏方の支援
目立つ仕事ではないかもしれませんが、社会インフラとも言える医療を支える“しくみ”を整える仕事です。

社会に貢献する「しくみづくり」に、あなたも関わってみませんか?

医療の未来を左右するのは、高価な最新機器や技術だけではありません。
病院がそれをどう選び、どう導入し、どう運用するか──その「判断の質」もまた、医療の質そのものを左右します。

私たちは、建替えや経営支援の専門コンサルティングを通じて、病院がよりよい選択をできる“しくみ”をつくるプロフェッショナル集団です。
もしあなたが、

  • データで課題を解決したい
  • 社会の仕組みを根本からよくしたい
  • 医療や公共性の高い分野で、地に足のついた貢献がしたい

そんな思いを持っているなら、きっとこの仕事にやりがいを感じていただけるはずです。

会社のこと、もっと知りたい方へ

採用に関するご質問はもちろん、「実際のプロジェクトってどんな感じ?」といった疑問もお気軽にお聞きください。
エントリー/問合せフォームはこちら:
https://recruit-syskan.com/entry/

コメントは利用できません。